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iaku「粛々と運針」札幌公演

作・演出:横山拓也

出演:尾方宣久(MONO)
   近藤フク(ペンギンプルペイルパイルズ)
   市原文太郎
   伊藤えりこ(Aripe)
   佐藤幸子(mizhen)
   橋爪未萠里(劇団赤鬼)

6月23日(土)18:00
   24日(日)13:00 / 17:00

会場:シアターZOO

料金:一般 前売 2,800円 当日3,000円
         U-25 前売・当日共に 2,000円
   高校生以下 前売・当日共に 500円
    *U-25と高校生以下は要年齢証明書類

 《ローソンチケットで購入》《ご予約はこちら

Story

チクチクと針を運ぶ。チクタクと進む秒針。2つの無関係な家庭を縫い合わせてみる。

築野家。弟と二人で母を見舞う。病室で母から紹介されたのは、「金沢さん」という俺たちの知らない初老の紳士。親父が死んだあと、親しい仲らしい。膵臓ガンを告知された母は、金沢さんと相談の結果、穏やかに最期を迎えることを選んだという。まだ治療の可能性はあるのに。なんだよ尊厳死って。誰だよ金沢さんて。

田熊家。平均寿命くらいまで支払いを続けたら自分のものになる小さな一軒家を去年購入。その家のどこかで子猫の鳴き声がする。早く助けてあげたいけど、交通事故で頸椎を痛めた夫はケガを理由に探してくれない。私は、お腹に新しい命を宿しているかもしれないのに。不思議。この話の切り出し方が分からない。

平凡な生活の内に潜む葛藤を、周到な会話で描き出すiakuの新たな試み。

2017年6月初演。東京・大阪で圧倒的評価を受け、早くも2018年に再演決定。東京・こまばアゴラ劇場での公演を皮切りに、全国4箇所を巡演。iakuの札幌公演は2014年以来、4年ぶりとなる。

From Director

どんな文章ならば、知らない人の文章でも読みたいと思うだろうかと考えたとき、誰か宛の手紙ならば覗き見したくなるのではないかと試みる。
今回、iakuを招聘してくれたラボチの小室明子さんに手紙を書いてみる。

小室明子さま

先日はわざわざ東京公演に来てくださり、ありがとうございました。たぶん初めて映像ではない「粛々と運針」を見てくれたと思います。過去のiakuとはだいぶ構成が違うので、新鮮に見てもらえたのではないでしょうか。
小室さんには、2015年4月にラボチプロデュース「人の気も知らないで」でかなりお世話になりました。公演で札幌に伺うのはあのとき以来になります。「人の気も知らないで」に出演してくれた、達子さん、サホさん、ちーやんは今回観に来てくれますかねー。
「人の気も知らないで」のときは天神山アートスタジオに滞在していましたが、今回もまた天神山で宿泊できるということで、こちらも楽しみです。山を降りると回転寿司のトリトンがあるし、純連というラーメン屋さんもあるし。南平岸駅前にあった洋食屋さんコションは閉店してしまったらしいですね。もう一回行きたかったなあ。
食べ物もそうなんですが、札幌の演劇シーンに首を突っ込ませてもらうことがもっとも楽しみです。introや弦巻楽団やyhsなど、交流のある劇団の皆さんと会えたら嬉しいな、と思います。でも皆さん精力的に活動してるし忙しいですかね。
「粛々と運針」は実験的に作った割に、iakuの、というか、僕、横山の新境地を切り開いてくれて、新しい代表作が出来たような気がしています。これまでの代表作と言える「エダニク」や「人の気も知らないで」では、ワンシチュエーション、リニアな時間経過の中で進行するドラマを描いてきたのを、エイヤと飛び越えてみたのです。僕の作品を観たことがある札幌のお客さんたちに「粛々と運針」がどう受け止められるのか、とても楽しみです。東京では2017年の初演も、2018年の再演も全ステージ完売になったので、そういう評判が札幌まで届いてお客さんたくさん入ったらいいんですけどね…。札幌公演まで時間は短いですが、地道にがんばりましょう。というわけで、6月下旬、本州は梅雨真っ只中ですが、無事に飛行機が離発着することを祈っていてください。それでは。

横山拓也


 

Recommend

iakuをみた後はざわざわした気持ちで劇場を後にする。
なにかがひっかかっているのはわかるのだが
言葉にできない。
でも、そのざわざわは決していやなものではない。
むしろ、また味わいたくなるのだ。

何がこんなにざわつかせるのか、
登場人物たちのせいなのか、
繰り出されている会話のせいなのか、
よくわからない。
その正体は何なのか
たくさん観たらわかるものなのか、
それもわからない。

でも、そのざわざわはクセになる。
で、またiakuをみたくなる。
なんどもみたくなる。

そしてiakuをみて
またざわざわして劇場をでる。
きっとこれは無限に続くのである。

…iaku好きです。

佐藤剛(intro)

3つの空間が同時に舞台上にあり一見非現実的に思える世界観でも、その裏腹にある普遍的なテー マはしっかりとそこにあり、iakuの醍醐味である日常の「会話・口論」を堪能することができました。
他人の口論をのぞいているような、いや気がつけば自分も参加してしまっているような、そんな舞台でした。
登場人物の持つ多様な視点に、戯曲構成の巧みさ、作者の教養の深さを感じます。派手ではないかもしれない。色鮮やかではないかもしれない。でも、僕はこの舞台こそが 「演劇ならではの面白さ」を捉えていると感じました。

佐久間泉真(d-SAP)

In progress

iaku「粛々と運針」札幌公演に向けてクラウドファンディングを実施中です。

ご支援、よろしくお願いいたします。

Impressions

6/2からスタートしたツアーの感想まとめです。